🗓️ ストーリー年表（2021年中盤）
2021年5月7日・スマックダウン
負傷から復帰したジミー・ウーソがローマンの前に姿を現す。だが彼はすぐに従わず、「自分たちウーソズの絆」を優先。ジェイはローマンの忠臣として揺れ動き、家族の分裂が再燃する。
2021年6月11日・スマックダウン
ジミーとローマンの対立が続き、ジェイは板挟みに。だがローマンは一貫して「血の忠誠」を迫り、ジミーを精神的に追い込む。兄弟の葛藤は、ローマンの支配がどこまで家族を蝕むかを浮き彫りにした。
2021年7月18日・マネー・イン・ザ・バンク 2021
ウーソズがタッグ王座を戴冠。ローマンのユニバーサル王座防衛と並び、一夜にして「血統の支配」が完成した。ここに“王”と“血の双子”が揃い、ヘイマンを含めたブラッドライン体制が揺るぎないものとなる。
✨ ストーリー解説
第2章は、「血統の合流」と「王朝の完成」 がテーマ。
ジミー・ウーソの復帰は、家族の均衡を大きく揺るがした。当初はローマンに従わず、「家族の誇りはウーソズ自身にある」と主張。しかしローマンは徹底して心理的な圧力をかけ、ジェイを道具にジミーを追い詰めていった。
最終的にジミーは屈し、ウーソズとしてローマンの隣に立つことを選ぶ。
この瞬間、ローマン＝王、ジェイ＝右腕、ジミー＝兄弟の象徴、ヘイマン＝賢者 が揃い、ブラッドラインは「個の支配」から「血統による制度化された支配」へと進化する。
マネー・イン・ザ・バンクでの「ローマン防衛＋ウーソズ戴冠」は、王朝成立を告げる象徴的な一夜だった。
以降、挑戦者はローマン1人ではなく、“ブラッドライン全員”という巨大な壁に挑むことになる。
👥 キャラクター心理
ローマン・レインズ
ジェイ・ウーソ
ジミー・ウーソ
当初は反発し、ローマンと対立。だが家族の絆を守るため、やがて“支配への従属”を選択。屈服は彼の誇りを傷つけたが、同時にブラッドラインを完成させる要因となった。
ポール・ヘイマン
ローマンの隣で冷静に見守り、王朝の構造を言葉で補強。ウーソズの合流を「血統による正統性」としてファンに提示し、王朝の物語を完成へ導いた。
🧩 トリビア & 豆知識
- マネー・イン・ザ・バンク2021は「血統支配の夜」としてファンに語り継がれる。
- ジミーの加入でブラッドラインの入場シーンは一層豪華になり、ブランド全体を象徴する姿となった。
- 「ブラッドライン＝ローマン＋ウーソズ＋ヘイマン」の完全体は、WWEの興行全体の軸となり、視聴率を押し上げた。
🔍 補足解説
「なぜジミーはローマンに屈したのか？」
彼は当初、ローマンの支配を拒否し続けた。しかしローマンの圧力はジェイを通じて家族を分断し、「兄弟の絆を守るため」という逆説的な理由で屈服せざるを得なかった。結果として彼の選択は、ブラッドライン完成を加速させた。
📝 総括
第2章は、血統が揃い、支配が王朝となる瞬間 を描いた物語。
ローマンが築いた支配は、ジェイの忠誠とジミーの屈服を通じて制度化され、ヘイマンの言葉によって正当化された。
「トライバルチーフ」から「ブラッドライン」へ――ここで物語は本格的に、WWE全体を揺るがす王朝劇へと変貌していく。
📺 映像で追体験！
この記事で語った“ブラッドライン 第2章：王朝の誕生 ― 血統の支配”を実際の試合とセグメントで最初からチェックできる。
