2025年10月21日

WWE Rewind Chronicles – 🗓️ 2014年後半 ストーリーライン年表

🎆 7月ハイライト – バトルグラウンド(タンパ/タンパ・ベイ・タイムズ・フォーラム)

代表試合

  • ジョン・シナ(c) vs ランディ・オートン vs ローマン・レインズ vs ケイン(WWE世界ヘビー級王座戦:フェイタル4WAY
  • ジ・ウーソズ(c) vs ワイアット・ファミリー(エリック・ローワン & ルーク・ハーパー)(WWEタッグ王座戦:2本先取マッチ
  • AJリー(c) vs ペイジ(ディーバ王座戦
  • クリス・ジェリコ vs ブレイ・ワイアット(シングルマッチ)
  • アルベルト・デル・リオ、セザーロ、シェイマス、ドルフ・ジグラー、ザ・ミズ(空位のIC王座争奪バトルロイヤル
  • ルセフ(with ラナ) vs ジャック・スワガー(with ゼブ・コルター)(シングルマッチ)
  • セス・ロリンズ vs ディーン・アンブローズ(シングルマッチ)
  • アダム・ローズ(with レイラ & サマー・レイ) vs ファンダンゴ(シングルマッチ)
  • キャメロン vs ナオミ(シングルマッチ)

抗争ストーリー・主な試合によるセグメント

  • メインの4WAYはケインの“権力側アシスト”が焦点に。混戦の末にシナがオートンらを退けて防衛し、サマースラムへ大一番の布石を打った。
  • タッグ2本先取はウーソズとワイアットの名勝負数え歌。フォールの取り合いが続く激戦をウーソズが制し、王者としての結束を証明。
  • AJとペイジは“フレネミー”劇場の第一幕。試合後のテンションも含め、後に続く王座抗争の序章を印象づけた。
  • ジェリコはワイアットを丸め込みで撃破。カルト的カリスマを相手に老獪な勝ち筋を示し、抗争を長期化させる結果に。
  • IC王座バトルロイヤルはミズが“場外温存”の策略で棚ぼた戴冠。最後にジグラーを背後から排除するヒールムーブで話題をさらった。
  • ルセフ vs スワガーは国旗因縁の延長戦。カウントアウト決着ながらルセフが主導権を握り、反米ヒール像を強化。
  • ロリンズ vs アンブローズは前哨乱闘で試合不成立(フォーフィット)。“元シールド”因縁は一層ヒートアップし、次PPVへの熱を高めた。
  • オープニングのローズは短期決着で存在感をアピール。ダンサーズを巡る三角関係コメディを織り交ぜつつ勝利を掴む。
  • 元タッグの確執が噴出したキャメロン vs ナオミはキャメロンが勝利。ディーバ戦線の内紛が次の物語へ繋がっていく。

🔥 8月ハイライト – サマースラム(ロサンゼルス/ステープルズ・センター)

代表試合

  • ジョン・シナ(c) vs ブロック・レスナー(WWE世界ヘビー級王座戦
  • ローマン・レインズ vs ランディ・オートン(シングルマッチ)
  • セス・ロリンズ vs ディーン・アンブローズ(ランバージャック・マッチ)
  • ブレイ・ワイアット vs クリス・ジェリコ(シングルマッチ)
  • ステファニー・マクマホン vs ブリー・ベラ(シングルマッチ)
  • ルセフ(with ラナ) vs ジャック・スワガー(with ゼブ・コルター)(フラッグ・マッチ)
  • ペイジ vs AJリー(c)(ディーバ王座戦
  • ドルフ・ジグラー vs ザ・ミズ(c)(IC王座戦
  • ロブ・ヴァン・ダム vs セザーロ(シングルマッチ/キックオフ)

抗争ストーリー・主な試合によるセグメント

  • メインの王座戦はレスナーがスープレックスとF-5で圧倒的勝利。シナに一方的な展開を強いて戴冠、“スープレックス・シティ”の原点となる衝撃夜に。
  • レインズはオートン相手に堂々の白星。パワーと爆発力で主役街道を進む転機を作った。
  • 元シールドの因縁はランバージャック形式で激化。混沌の場外戦を経てロリンズが勝利し、MITB保持者として優位を誇示。
  • ワイアットはセコンド禁止の環境でジェリコを撃破。超常的なムードと冷徹なフィニッシュで“預言者”の威厳を回復。
  • ステファニーはヘルプ(ニッキー・ベラの裏切り)もありブリーに勝利。オーソリティとベラ姉妹の確執が一気に燃え上がった。
  • フラッグ戦はルセフがスワガーにテクニカル・サブミッション勝ち。国家色の強い抗争で“ロシアの怪物”像をより強固に。
  • ディーバズ王座はペイジがAJを下し戴冠。“フレネミー”関係の揺らぎが女子戦線を牽引する軸に。
  • IC王座戦はジグラーがミズから奪取。技巧とスピードで価値を高め、ミッドカードの主役に返り咲いた。
  • キックオフではRVDがセザーロに勝利。大舞台のオープナーとして観客の熱を一気に引き上げた。

🏅 9月ハイライト – ナイト・オブ・チャンピオンズ(ナッシュビル/ブリヂストン・アリーナ)

代表試合

  • ブロック・レスナー(c)(with ポール・ヘイマン) vs ジョン・シナ(WWE世界ヘビー級王座戦
  • AJリー vs ペイジ(c) vs ニッキー・ベラ(ディーバ王座戦:トリプルスレット
  • ザ・ミズ(with ダミアン・ミズドウ) vs ドルフ・ジグラー(c)(with R-トゥルース)(IC王座戦
  • シェイマス(c) vs セザーロ(US王座戦
  • ゴールダスト & スターダスト vs ウーソズ(c)(WWEタッグ王座戦
  • ランディ・オートン vs クリス・ジェリコ(シングルマッチ)
  • ルセフ(with ラナ) vs マーク・ヘンリー(シングルマッチ)
  • セス・ロリンズ vs ローマン・レインズ(シングルマッチ)

抗争ストーリー・主な試合によるセグメント

  • メインの王座戦はシナが猛攻を畳みかけるも、ロリンズの乱入でDQ裁定。レスナーは王座を死守し、ロリンズはMITBキャッシュ・インを狙うも不発に終わった。
  • ディーバズ王座はAJリーがブラック・ウィドウで勝利し奪還。“フレネミー”関係のAJとペイジの抗争が新局面へ。
  • IC王座戦はミズが“ミズドウ”の存在感に乗ってジグラーを丸め込みで下し王座奪還。ベルトを巡る丁々発止は継続へ。
  • US王座戦はシェイマスとセザーロの剛腕勝負。シェイマスが粘り勝ちで防衛し、王者のタフネスを誇示した。
  • WWEタッグ王座はゴールダスト&スターダストがウーソズを撃破して戴冠。“宇宙兄弟”のダークな支配がタッグ戦線を席巻。
  • オートンはジェリコとの技巧戦を制して白星。アーケイオーが要所で炸裂し、ベテラン同士の名勝負を締めた。
  • ルセフはヘンリーにサブミッション勝ち。国歌演奏を絡めた演出で“圧政者”像をさらに強固に。
  • ローマン・レインズ欠場によりロリンズ戦はフォーフィット扱い。ロリンズは“最高の機会主義者”としてヒール色を濃くした。

🩸 10月ハイライト – ヘル・イン・ア・セル(ダラス/アメリカン・エアラインズ・センター)

代表試合

  • セス・ロリンズ(with J&Jセキュリティ) vs ディーン・アンブローズ(ヘル・イン・ア・セル)
  • ジョン・シナ vs ランディ・オートン(WWE世界ヘビー級王座挑戦者決定戦:ヘル・イン・ア・セル)
  • ドルフ・ジグラー(c) vs セザーロ(IC王座戦:2本先取マッチ
  • ゴールダスト & スターダスト(c) vs ジ・ウーソズ(WWEタッグ王座戦
  • AJリー(c) vs ペイジ(with アリシア・フォックス)(ディーバ王座戦
  • シェイマス(c) vs ザ・ミズ(with ダミアン・ミズドウ)(US王座戦
  • ルセフ(with ラナ) vs ビッグ・ショー(シングルマッチ)
  • ニッキー・ベラ vs ブリー・ベラ(敗者は1か月間パーソナルアシスタントに)
  • マーク・ヘンリー vs ボー・ダラス(シングルマッチ)

抗争ストーリー・主な試合によるセグメント

  • 元“ザ・シールド”の怨念対決はセル内で決着。混乱の末にロリンズが勝利し、Mr.マネー・イン・ザ・バンクとしての勢いをさらに加速させた。
  • シナとオートンの宿命対決はハードヒットな攻防に。シナが制して次期王座挑戦権を獲得、メイン戦線の構図を大きく動かした。
  • IC王座戦はジグラーが2本先取の完封勝ち。超高速の切り返しでセザーロを凌駕し、王者の看板を強固に。
  • WWEタッグ王座戦は宇宙兄弟(ゴールダスト&スターダスト)がウーソズを退け防衛。ダークな連携でタッグ戦線の主導権をキープした。
  • ディーバ王座戦はAJがサブミッションで勝利。三者の“フレネミー”抗争は続行しつつも、AJが一歩抜け出す形に。
  • US王座戦はシェイマスがミズを粉砕。セコンドのミズドウが観客の視線をさらう中でも、王者は盤石の防衛。
  • ルセフはビッグ・ショーからタップを奪取。ヘビー級相手の完勝で無敗街道をさらに伸ばした。
  • ベラ姉妹の因縁は“敗者は召使い”ルールでニッキー勝利。以降のストーリーに主従関係のコメディと不穏さが加わった。
  • オープニングのヘンリーvsボーは電光石火で決着。イベント全体の勢いを一気に引き上げた。

🛡️ 11月ハイライト – サバイバー・シリーズ(セントルイス/スコットトレード・センター)

代表試合

  • チーム・シナ(ジョン・シナ、ドルフ・ジグラー、エリック・ローワン、ビッグ・ショー、ライバック) vs チーム・オーソリティ(セス・ロリンズ、ケイン、ルーク・ハーパー、マーク・ヘンリー、ルセフ)(5対5サバイバー・シリーズ・エリミネーション戦:権力剥奪)
  • ニッキー・ベラ(with ブリー・ベラ) vs AJリー(c)(ディーバ王座戦
  • ダミアン・ミズドウ & ザ・ミズ vs ゴールダスト & スターダスト(c) vs ロス・マタドール(with エル・トリート) vs ジ・ウーソズ(WWEタッグ王座戦:フェイタル4WAY
  • ブレイ・ワイアット vs ディーン・アンブローズ(シングルマッチ)
  • チーム・ナタリヤ(ナタリヤ、アリシア・フォックス、エマ、ナオミ) vs チーム・ペイジ(ペイジ、キャメロン、レイラ、サマー・レイ)(女子4対4エリミネーション戦)
  • アダム・ローズ & ザ・バニー vs スレーター=ゲイター(ヒース・スレーター & タイタス・オニール)(タッグマッチ)
  • ファンダンゴ(with ローザ・メンデス) vs ジャスティン・ガブリエル(シングル:キックオフ)
  • ジャック・スワガー(with ゼブ・コルター) vs セザーロ(シングル:キックオフ)

抗争ストーリー・主な試合によるセグメント

  • メインの5対5は“会社の命運”を懸けた総力戦。終盤、ジグラーが驚異の粘りで逆転勝利に導き、さらに謎の介入者スターダスト…ではなく“スティング”が電撃登場しトリプルHを失神KO。オーソリティは権力剥奪の裁定となり、時代の転換点となった。
  • ディーバズ王座戦はゴング直後の奇襲でニッキーが33秒の電撃勝利。ブリーの“アシスタント契約”絡みの策略が炸裂し、王座が電光石火で移動した。
  • タッグ王座のフェイタル4WAYは“ミズ&ミズドウ”が戴冠。ミズドウの完璧なモノマネ芸と観客の熱狂が試合の空気を支配し、コメディと実力が融合した形で王座を奪取。
  • ワイアット vs アンブローズは凶器介入でアンブローズの反則負け。試合後のラダーとテーブル乱舞で“TLC”路線へとエスカレートし、因縁はさらに深まった。
  • 女子4対4はチーム・ナタリヤが完勝。テクニシャン勢が主導権を掴み、当時の女子ディビジョンの層の厚さを示した。
  • スレーター=ゲイター戦は“ザ・バニー”が大活躍で白星に貢献。ローズバッズを巡る内輪揉めストーリーに拍車が掛かった。
  • キックオフでは、ファンダンゴが新ダンスパートナーのローザを伴い再起ムードで勝利。スワガーもアンカーのパトリオット・ロックでセザーロから一本、当日の勢いを作った。

🎄 12月ハイライト – TLC: Tables, Ladders, Chairs… and Stairs(クリーブランド/クイッケン・ローンズ・アリーナ)

代表試合

  • ブレイ・ワイアット vs ディーン・アンブローズ(TLC戦)
  • ジョン・シナ vs セス・ロリンズ(with J&Jセキュリティ)(シナのWWE世界王座挑戦権:テーブル戦)
  • ドルフ・ジグラー vs ルーク・ハーパー(c)(IC王座戦:ラダー戦
  • ザ・ミズ & ダミアン・ミズドウ(c) vs ジ・ウーソズ(WWEタッグ王座戦
  • ビッグ・ショー vs エリック・ローワン(スチール・ステアーズ戦)
  • ライバック vs ケイン(チェアーズ戦)
  • ルセフ(c)(with ラナ) vs ジャック・スワガー(US王座戦
  • ニッキー・ベラ(c)(with ブリー) vs AJリー(ディーバ王座戦
  • ニュー・デイ(ビッグE & コフィ)(with エグゼビア・ウッズ) vs ゴールダスト & スターダスト(タッグマッチ)

抗争ストーリー・主な試合によるセグメント

  • TLCメインは凶器とラダーが乱舞する大乱戦。終盤、アンブローズの“機材誤爆”からワイアットがシスター・アビゲイルで勝利。混沌の抗争は“怪異”が制した。
  • シナはテーブル戦でロリンズを撃破し挑戦権を死守。乱入・介入が渦巻く中でも勝負強さを発揮し、王座戦線の主役に踏みとどまった。
  • IC王座ラダー戦はジグラーが地元の大声援を受けて奪還。ハーパーとの肉弾空中戦を制し、白熱の名勝負でベルトを掲げた。
  • タッグ王座戦はウーソズが反則勝ちも王座移動ならず。ミズ&ミズドウは“あくまで王座はミズのもの”という捻れた関係性で物議を醸す。
  • “…and Stairs”を冠した特別ルールではビッグ・ショーが巨大階段を駆使してローワンを粉砕。異色ギミックが話題に。
  • チェアーズ戦はライバックがケインを豪快に沈め、パワーファイトで存在感を再主張。
  • US王座戦はルセフがスワガーを再び屈服させ貫禄防衛。無敗街道の圧をさらに強めた。
  • ディーバ王座戦はニッキーが巧妙な試合運びでAJを下し防衛。ベラ姉妹の連携が効いた一戦に。
  • オープニングのタッグではニュー・デイが快勝。躍動感あふれる連携で会場の空気を一気に温めた。

🧾 2014年 後半のまとめ:

  • バトルグラウンドでジョン・シナが4WAYを制して王座防衛、サマースラムへの布石を打つ
  • ウーソズが2本先取の激戦でワイアット組を下しタッグ王座堅持
  • AJリーとペイジの“フレネミー”抗争が始動、ミズがIC王座を奇襲戴冠、ルセフはスワガー戦で勢力拡大、ロリンズ対アンブローズは不成立で遺恨加速
  • サマースラムでブロック・レスナーがシナを圧倒して戴冠、“スープレックス・シティ”の原点に
  • 同大会でローマン・レインズがランディ・オートンに勝利、ロリンズはランバージャック戦でアンブローズに勝利
  • サマースラムでペイジがAJからディーバ王座奪取、ジグラーがミズからIC王座奪取、ニッキーの裏切りでステファニーがブリーに勝利
  • ナイト・オブ・チャンピオンズはロリンズ乱入でシナのDQ勝ち、レスナー王座死守;AJが女子王座奪還、スターダスト&ゴールダストがタッグ戴冠
  • ヘル・イン・ア・セルでロリンズがアンブローズに勝利、シナがオートンを下し次期挑戦権獲得、ジグラーはIC戦2本先取で完封
  • サバイバー・シリーズでチーム・シナが逆転勝利しオーソリティ権力剥奪、スティング電撃初登場で時代の転換点に
  • TLCでブレイ・ワイアットがアンブローズを下し抗争制覇、シナは挑戦権を死守、ジグラーがICラダー戦を制す(ニッキーとルセフは各王座防衛)