2025年10月21日

ブラッドライン 第3章:赤き忠誠 ― 黒き契約

歴史

🗓️ ストーリー年表(2021年後半〜2022年初頭)

8月21日・サマースラム 2021

ローマンがジョン・シナを撃破し王座防衛に成功。試合後、ブロック・レスナーが電撃復帰。ローマンは動揺を隠しつつも王座を掲げ、ヘイマンはかつての“ビースト”との因縁に揺れる。

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9月〜10月・スマックダウン

レスナーは「契約は既に交わされている」と主張し、ヘイマンがローマンとレスナーの間で板挟みに。ローマンは“ワイズマン”の忠誠を疑い、ブラッドライン内部に緊張が走る。

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10月21日・クラウン・ジュエル 2021

ローマン vs レスナー。試合中、ヘイマンが王座ベルトを差し出すも、その意図は曖昧。ローマンはウーソズの助けで勝利したが、ヘイマンの真意は依然として不透明だった。

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11月〜12月・スマックダウン

ローマンはヘイマンを問い詰め続け、ついに「お前を信用できない」と告げ、解雇を言い渡す。スーパーマンパンチで倒し、ワイズマンとの決別を宣言。ブラッドラインは賢者を欠いた状態に。

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1月1日・デイ・ワン 2022

レスナーがフェイタル5ウェイでWWE王座を戴冠。二大ブランドを象徴する王者が並び立ち、ユニバーサル王者ローマンとの衝突が不可避に。

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1月7日・スマックダウン 2022

セス“フリーキン”ロリンズがローマンの控室を訪問。挑発的な笑みとともに、かつての仲間である“アーキテクト”が新たな火種を持ち込む。さらにリング上では、WWE王者レスナーとユニバーサル王者ローマンが対峙。ヘイマン不在の不安定なブラッドラインに、内外から圧力が加わる形で第3章は幕を閉じる。

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✨ ストーリー解説

第3章は、「血の忠誠」か「黒き契約」か――ポール・ヘイマンをめぐる駆け引きが軸となった。

レスナーの復帰は、ローマンにとって最大の脅威。かつての“ビースト”と“アドボケート”の関係性が揺らぐたびに、ブラッドラインは内部崩壊の危機に直面した。
クラウン・ジュエルでのベルトの曖昧な差し出しは、ファンにも「ヘイマンは誰の味方なのか?」という疑念を残した。

そして12月、ローマンは冷酷な決断を下す。ヘイマンを公然と切り捨て、“血族のみ”の王朝へと回帰したのだ。
しかし年明け、レスナーがWWE王座を獲得。ローマンは二大王者体制という新たな局面に直面する。
そこへ現れたのがセス・ロリンズ。過去の因縁を背負う彼の登場は、ローマンにとって「裏切り」と「忠誠」を同時に試される運命の幕開けを告げるものだった。


👥 キャラクター心理

ローマン・レインズ

疑念を抱けば最も近しい存在すら切り捨てる冷徹さを見せた。だがヘイマン不在の状態は、支配者である彼に孤独を突きつける結果となった。

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ポール・ヘイマン

“ビースト”と“トライバルチーフ”の狭間で揺れる賢者。ローマンを守るための言葉はもはや届かず、解雇という形で切り捨てられた。

ブロック・レスナー

圧倒的な存在感でWWE王座を戴冠。ヘイマンの過去を武器にローマンを揺さぶり、王朝を崩壊寸前に追い込む。

セス“フリーキン”ロリンズ

かつての仲間であり裏切り者。ヘイマン不在で揺れるローマンに挑発を仕掛け、新たな抗争の火種を撒いた。彼の出現は「血の忠誠」ではなく「個の因縁」がローマンを試す第4章への伏線だった。

ウーソズ(ジェイ & ジミー)

王朝の防壁として戦い続けるが、ワイズマン不在の空白を埋めることはできない。忠誠は厚くとも、王朝の物語は不安定に揺れていた。

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🧩 トリビア & 豆知識

  • サマースラム2021でのレスナー復帰は、ヘイマンの表情が「全てを語っている」と話題に。
  • クラウン・ジュエルの「ベルト差し出し事件」はファンの間で議論が続き、名シーンとして語られる。
  • セスの登場シーンは、ファンから「内政の混乱に火を注ぐ最高のタイミング」と評価された。

🔍 補足解説

「なぜヘイマンは解雇されたのか?」

ローマンにとって忠誠は絶対条件。疑念を抱かせた時点で、家族以外は切り捨てる――それが支配者としての冷酷な論理だった。

「セス登場の意味とは?」

ローマンにとってレスナーは“外からの脅威”だった。だがセスは“内側の因縁”。裏切りの記憶を呼び覚ます彼の登場は、ローマンに新たな心理戦を突きつける出来事だった。


📝 総括

第3章は「赤き忠誠」と「黒き契約」の揺らぎを描いた。
ヘイマンを解雇し、レスナーと王者対王者の構図に突入。さらにセスが現れ、物語は血族の支配から“個の因縁”へと軸足を移していく。

ブラッドラインは今、最も不安定な形で第4章を迎える――。


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