🏆 アンダーテイカー

✅ ニックネーム:“ザ・フェノム” / “デッドマン” / “アメリカン・バッドアス”
✅ キャッチフレーズ:“Rest in Peace(安らかに眠れ)”
✅ ファイトスタイル:ハイブリッド型パワーハウス / ストライカー / テクニカル系ビッグマン
📌 基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
本名 | マーク・ウィリアム・キャラウェイ |
生年月日 | 1965年3月24日 |
出身地 | アメリカ・テキサス州ヒューストン |
身長 | 208cm |
体重 | 140kg |
デビュー年 | 1987年 WCCW (テキサス・レッド) |
WWEデビュー | 1990年 サバイバーシリーズ |
引退 | 2020年(サバイバーシリーズ 2020) |
シグネチャー・ムーブ | トゥームストン・パイルドライバー / チョークスラム / ラストライド / ヘルズ・ゲート |
🏆 キャリアハイライト
年 | 出来事 |
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1987年 | “テキサス・レッド”としてデビュー(WCCWなどインディ団体で活動開始) |
1989年 | WCWで「ミーン・マーク・キャラウェイ」として活動(パワフルなヒールキャラ) |
1990年11月22日 | WWE(当時WWF)デビュー:サバイバーシリーズで“ミリオン・ダラー・チーム”の一員として登場 |
1991年 | ハルク・ホーガンを破り、初のWWF王座戴冠(当時史上最年少) |
1996年 | 初の「生き埋めマッチ」に出場(vs. マンカインド) |
1997年 | レッスルマニア 13でシッドを破り、WWE王者に返り咲く |
1998年 | “ヘル・イン・ア・セル”マッチ(vs. マンカインド)で伝説化 |
2000年 | “アメリカン・バッドアス”ギミックに変身(バイクで入場) |
2004年 | レッスルマニア 20で「デッドマン」キャラに復帰(vs. ケイン) |
2007年 | ロイヤルランブル優勝&レッスルマニア 23で王座獲得 |
2009年 | レッスルマニア 25:ショーン・マイケルズと名勝負を展開 |
2010年 | レッスルマニア 26でHBKを引退に追い込む(キャリア vs ストリーク) |
2012年 | レッスルマニア 28「End of an Era」戦(vs. トリプルH) |
2014年 | レッスルマニア 30でストリークがブロック・レスナーにより終了(21勝1敗) |
2015年 | サマースラムでブロック・レスナーと再戦、因縁が続く |
2017年 | レッスルマニア 33でロマン・レインズに敗れ、引退示唆(リングに装備を残す) |
2018年 | サウジアラビア大会などで数回限定復帰(DX vs 破壊兄弟など) |
2020年6月 | ドキュメンタリー『The Last Ride』で引退を示唆 |
2020年11月22日 | サバイバーシリーズで正式引退セレモニー(デビュー30周年) |
📖 名勝負セレクション
- vs. マンカインド(1998年 キング・オブ・ザ・リング – ヘル・イン・ア・セル)
- vs. ショーン・マイケルズ(レッスルマニア25) – 完璧な試合
- vs. トリプルH(レッスルマニア28) – 終焉の時代 / HIAC戦
- vs. ブロック・レスナー(レッスルマニア30) – ストリーク
📊 WWE 2K25 レーティング(95 / 100)
カテゴリ | 評価 | 解説 |
---|---|---|
攻撃力 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 圧倒的な打撃と破壊力を誇るフィニッシュムーブで、数々の強敵を撃破してきた。対戦相手を沈黙させる“終焉”の象徴 |
防御力 | ⭐⭐⭐⭐⭐⭐ | どれだけダメージを受けても、不死身のごとく起き上がる姿は、相手に恐怖すら与える。心身ともに鉄壁の防御力 |
機動力 | ⭐⭐⭐ | 208cm・140kgの巨体ながら、ロープワークや飛び技を巧みにこなす。ビッグマンの常識を覆した驚きの機動性 |
スタミナ | ⭐⭐⭐⭐⭐ | ハードな長時間試合でもパフォーマンスを維持し、試合のペースを掌握。まさに“終焉の支配者”にふさわしい持久力 |
カリスマ性 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 30年にわたり神話のような存在として君臨し続けたその威光。WWEを象徴する伝説的カリスマ性は唯一無二 |
➡ 総合評価:95 / 100(A+ランク)
🔍 分析
「神話が人となり、再び神話へと還った」唯一無二の存在である。
30年間にわたり、対戦相手には恐怖を、観客には畏敬の念を与え続けた“リングの死神”。
その存在は、WWEにおける“終焉”の象徴であり、試合そのものの空気を支配する圧倒的なカリスマを放っていた。「デッドマン」として冷酷非情に、「アメリカン・バッドアス」としてリアルに。
二つの顔を持ちながらも、どちらの姿にも敬意と恐れ、そして神秘性が宿っていた。誰にも真似できない沈黙の説得力と、30年を超えるキャリアの中で築いた不滅の伝説。
アンダーテイカーは、WWEという舞台において、唯一無二の神話的存在として語り継がれる。
🔥 主なライバル
- ショーン・マイケルズ – レッスルマニアでの2戦は永遠の名勝負
- ケイン – 兄弟タッグ「破壊兄弟」としても、激しい抗争相手としても名高い
- トリプルH – 幾度となく激突した名バトルの歴史
- ブロック・レスナー – 無敗記録を打ち砕いた男
🎵 入場曲:「Rest in Peace」
この曲は、1990年WWEデビュー戦からアンダーテイカーの“死者”というギミック(キャラクター)を完璧に音楽で表現している、オーケストラ調のゴシック系インストゥルメンタル。
「静けさの中に漂う死の気配」や「超自然的存在の降臨」を体現する演出として用いられ
冒頭の「ゴォーン…」という荘厳な教会の鐘の音、やがて暗転し、重厚で不吉なパイプオルガン風の旋律に紫色のライトが照らされたスモークの中からゆっくりと姿を現す“デッドマン”。テンポは極めて遅く、あえて静寂と緊張を演出に息を呑んで見つめてしまう。
「Rest in Peace」=安らかに眠れというフレーズは、アンダーテイカーのキャッチフレーズでもあり、入場曲のタイトルと完璧にリンク。
2000年代前半の“アメリカン・バッドアス”時代には「Rollin’(Limp Bizkit)」や「You’re Gonna Pay」といった別の曲が使われ、最終的にこの「Rest in Peace」が彼の永久テーマ曲となった。
WWE史上“最も神聖で恐れられた”入場シーンとしても知られ、レッスルマニアなど大舞台では鐘の回数や演出がアレンジされることも。
🧩 トリビア & 豆知識
- 🔨 作曲者はジム・ジョンストン
WWEの伝説的音楽プロデューサー Jim Johnston によって作曲。1990年「サバイバーシリーズ」でアンダーテイカーのデビューとともに初使用。 - 🔔 鐘の音は“実在の教会の鐘”を録音して使用
冒頭の「ゴォーン…」という鐘は、本物の教会の鐘を録音したもの。WWE内では「Death Bell(死の鐘)」と呼ばれる。 - 🪦 曲名「Rest in Peace」は彼の決めゼリフ
試合後の「Rest in Peace(安らかに眠れ)」という台詞から曲名が付けられており、キャラクターと完全に一致したテーマ。 - 🌫️ 演出と一体化した“トータルパッケージ”楽曲
暗転・スモーク・ゴング・紫の照明という一連の演出と楽曲が融合し、まるで異世界に誘うような登場を実現。 - 🕰️ WWE史上最長級の“テーマ曲継続使用”記録
約30年間、ほぼ同じ楽曲を使い続けた稀有な存在。他の選手が頻繁に曲を変える中、不変の象徴として定着。 - 🏆 “最も恐怖と興奮を与えた”入場テーマ No.1
ファン投票やWWE公式ランキングでも常に上位。「鐘が鳴る=伝説の始まり」という認識が世界中で浸透。