
⭐️ ソロ・シコア(Solo Sikoa)
言葉よりも拳で語る“沈黙の執行者”。家族の物語に荒々しい力を持ち込む男、ソロ・シコア。
🪪 基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
本名 | ジョセフ・ヨコヅナ・ファトゥ |
リングネーム | ソロ・シコア |
ニックネーム | ザ・エンフォーサー (執行人) |
生年月日 | 1993年3月18日 |
出身地 | アメリカ・カリフォルニア州サクラメント |
身長 | 188cm |
体重 | 109kg |
デビュー | 2018年 |
WWEデビュー | 2021年(NXT) |
ファイトスタイル | 1️⃣ : ブローラー 2️⃣ : ストライカー 3️⃣ : パワーファイター |
📊 RSMレーティング解説

📊 RSMレーティング : 89 (B+)
93 | 90 | 93 | 87 | 80 | 89 | B+ |
カテゴリー | 数値 |
---|---|
オフェンス | 93 |
ディフェンス | 90 |
フィジカル | 93 |
カリスマ | 87 |
IQ | 80 |
❤️🔥 総評 : 89 (B+)
レスナーやウマガを彷彿とさせる“シンプルかつ破壊的なパワーファイター”。技の多彩さや試合運びの経験値はまだ途上だが、「黙々と相手を壊す冷徹さ」に唯一無二の魅力がある。現在進行形で成長中のレスラーとして、総合評価は“伸びしろ込みの期待値”が大きい。
⚔️ オフェンス : 93
サモアンスパイク、サモアンドロップ、ランニング・ヒップアタックなど、“重み”と“速さ”を両立した攻撃が持ち味。技数は多くないが、一発ごとの説得力が高く、相手を沈める力強さが際立つ。
🛡️ ディフェンス : 90
打たれ強さを前面に出す“受け型の強さ”を持つ。大ダメージを受けても立ち上がり、冷たい眼差しで相手を見据える姿が防御の演出そのもの。まだ「耐えて盛り返す」よりも「耐えて押し返す」寄りのスタイル。
💪 フィジカル : 93
サモアンの血統らしい厚みのある肉体とスタミナ。120kg超の体重を機敏に動かせる身体能力は大きな武器。爆発力よりも“圧力”を与えるフィジカルが特徴で、相手を追い詰めるだけで試合を支配できる。
🎤 カリスマ : 87
多弁ではないが、黙して語る存在感が武器。派手なアピールやプロモは少ないものの、表情・睨み・沈黙で観客に恐怖と期待を植え付ける。言葉よりも「立ち姿」で観客を納得させるタイプ。
📖 IQ : 80
試合構成力や心理戦はまだ発展途上。ただし、「必要最低限で支配する」シンプルな試合運びに徹する判断力はすでに備わっている。無駄な動きをせず、的確に自分の強さを表現するリングIQを持つ。
🏷️ スキルバッジ : エンフォーサー
多くを語らず、一撃で試合を終わらせる。暴力で存在を示し、一族の支配を支える“無言の執行者”。
💥 シグネチャームーブ
技名 | 概要・特徴 | 使用場面・見どころ | 決定力 |
---|---|---|---|
Samoan Spike(サモアン・スパイク) | 親指を相手の喉元に突き刺す一撃必殺の打撃。伝統の“ウマガ直系”フィニッシャー。 | フィニッシュムーブ。王者クラスを沈める説得力抜群の技。 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
Spinning Solo(スピニング・ソロ) | 相手を肩に担ぎ、旋回させながらマットへ叩きつけるスラム。 | 試合中盤〜終盤の主力技。インパクトが大きく観客が沸く。 | ⭐️⭐️⭐️⭐️ |
Running Hip Attack(ランニング・ヒップアタック) | コーナーにもたれた相手へ全速力で突進し、お尻で顔面を直撃。 | 流れを支配する定番技。ウーソ家系を象徴するムーブ。 | ⭐️⭐️⭐️ |
Superkick(スーパーキック) | 相手の顔面を蹴り抜くサモアファミリー伝統の一撃。 | 試合のつなぎや奇襲に使用。タッグ時にも有効。 | ⭐️⭐️⭐️ |
Samoan Drop(サモアンドロップ) | 相手を背中に担ぎ、そのまま倒れ込んで叩きつけるパワームーブ。 | サモアの血統を象徴する基本技。中盤の流れを作る。 | ⭐️⭐️⭐️ |
📝 補足解説:
“ウーソズの弟”でありながら、より無骨で破壊的なスタイルを持つ。
最大の武器は サモアン・スパイク。叔父ウマガから継承した伝統技であり、登場当初から一撃必殺の説得力を発揮している。
スピニング・ソロ や サモアンドロップ でパワーを示しつつ、ヒップアタックやスーパーキックでリズムを崩す。
全体的に派手さよりも“シンプルで暴力的”な試合運びが特徴で、ブラッドラインの“処刑人”としての立ち位置を固めている。
ソロの技構成は、サモアン伝統+荒削りの個性が合わさったもので、今後さらにフィニッシュムーブの説得力を高めていくことが期待されている。
✨ キャクター解説
サモア系レスリング一族において、最も無口で危険な存在としてその名を轟かせている。
彼はマイクで多くを語らない。だがその沈黙は恐怖を生み、リングでの一撃一撃が言葉以上の説得力を持つ。
ファイトスタイルは、ストリートファイトを思わせる荒々しい打撃と重量感あるスラムを主体に、
爆発的なスピードを秘めた突進系の技を織り交ぜるもの。
その試合は常に直線的でシンプルだが、確実に相手を破壊し、勝敗を分ける“重さ”を持っている。
また、ソロは「沈黙と暴力」という対照的な二面性をキャラクターの核にしている。
必要以上に叫ばず、感情を爆発させることもない。
だが、試合の局面で見せる荒々しい一撃は、押し殺していた感情が一気に解放される瞬間を思わせる。
一族の中で“執行者”という立場を担いながらも、独自の道を歩む意志を秘めている点も見逃せない。
リングに立つ彼の姿には、血統の重みと反逆の影が同時に漂う。
ソロ・シコアは、静かに歩み寄り、荒々しく全てを破壊する。
その存在は、サモア一族の物語に新たな緊張をもたらす“沈黙の刃”である。
🏆 キャリアハイライト
時期 | 出来事 |
---|---|
1993年 | アメリカ・カリフォルニア州生まれ。本名ジョセフ・ファツ。ウーソズ(ジミー&ジェイ)の弟でアノアイ・ファミリーの一員。 |
2018年 | インディー団体で活動開始。サモア系のバックグラウンドとパワーファイトを武器にキャリアを積む。 |
2021年 | WWEと契約し、NXTデビュー。「ソロ・シコア」の名で登場し、“ストリートチャンピオン”を自称。 |
2022年 | NXTで存在感を発揮後、クラッシュ・アット・ザ・キャッスルでメインロースターデビュー。ローマン・レインズを王座防衛に導き、ブラッドライン入り。 |
2023年 | ブラッドラインの“執行人”として活躍。サミ・ゼイン、コーディ・ローデスらとの抗争で重要な役割を果たす。 |
2024年 | ブラッドライン分裂の中でもローマン側に残り、ユニットの後継者候補として描かれる。冷徹なキャラクターを確立。 |
2025年 | 王座戦線にも徐々に関与。ブラッドライン新章における“次世代のチーフ候補”として期待を集める。 |
📝 補足ポイント
- アノアイ・ファミリーの血統
リキシの息子であり、ジミー&ジェイ・ウーソの実弟。ローマン・レインズとも従兄弟の関係。血統的に“次世代の象徴”とされる。 - NXTでの台頭
短期間で観客の支持を集めた。“ストリートファイトの王者”というギミックで荒々しいスタイルを打ち出した。 - メインロースターでのインパクト
2022年クラッシュ・アット・ザ・キャッスルでサプライズ登場し、ローマンの防衛に直結する活躍を見せ、一夜にして大舞台へ。 - ブラッドラインでの役割
“執行人(Enforcer)”として冷酷に任務を遂行。試合後の急襲や無表情の姿勢が印象的で、他メンバーとは異なる存在感を放つ。 - 今後の展望
2025年現在、ローマンの後継者として描かれる一方、ウーソズやファミリーとの抗争により“裏切り”か“継承”かの分岐点に立っている。
🔥 主な抗争ストーリー
抗争相手 | 抗争の概要 |
---|---|
ドリュー・マッキンタイア(Drew McIntyre) | 2022年:クラッシュ・アット・ザ・キャッスルでサプライズ登場し、ローマンの防衛をアシスト。これがソロのメインロースターデビューとなり、以後“ブラッドラインの用心棒”としてその存在感を強烈に印象づけた。 |
マット・リドル(Matt Riddle) | 2022年後半:シングル抗争を展開。ブラッドラインの威信を守る立場としてリドルを排除し、試合ではパワーとスピードを兼ね備えた荒々しいスタイルを披露。ソロの“単独戦力”としての可能性を示した。 |
ジョン・シナ(John Cena) | 2023年:レジェンド相手の大舞台。サウジ大会やSmackDownで対峙し、キャリアの象徴であるシナを圧倒。シナが“フルタイムで最後に負けた相手”として名を刻むなど、ソロの格を大きく押し上げた抗争。 |
ジェイ・ウーソ(Jey Uso) | 2023年夏〜:ブラッドライン分裂の渦中で対立。兄ジェイの“家族より正義”という選択と、ソロの“ローマンへの忠誠”が正面から衝突。シングル・タッグを問わず、ファミリードラマの核心を描いた抗争。 |
コーディ・ローデス(Cody Rhodes) | 2023年〜2024年:ローマンとの王座戦線で重要な役割を果たし続けた。決戦の舞台では常にローマンを支える立場だったが、次第に“自分自身の立場”が問われる存在へと変化。コーディの前に立ちはだかる姿は、次世代トップへの布石。 |
ローマン・レインズ(Roman Reigns) | 2024年後半〜2025年:トライバルチーフとの対立が表面化。忠誠を誓ってきたローマンと亀裂が走り、“新たな後継者候補”としての立ち位置に。血縁の呪縛を背負いつつも、“自分の帝国を築く”物語が始まっている。 |
📝 キーワード&補足
- 「沈黙の執行者」から「トライバルチーフ後継者」へ と進化しつつある存在。
- 抗争は一貫して “ファミリー”と“忠誠心” がテーマであり、ローマン、ジェイ、ジミーといった血縁との関係性が彼の物語の中心。
- ジョン・シナを沈めた実績や、ブラッドライン分裂後の存在感から、WWEは彼を “未来のメインイベント” として位置づけている。
🎵 入場曲:「Taking It All」
WWEと音楽制作チーム def rebel によって制作され、ラッパー Stevie Stone をフィーチャーしたソロ・シコアの入場テーマである。そのサウンドは、無慈悲なストリートの荒々しさとサモアンの威圧感を融合させたような質感を持ち、彼が“ブラッドラインの執行者”としてリングに現れる瞬間を象徴している。イントロは低くうねるベースと重たいキック音から始まり、そこにスティーヴィー・ストーンの鋭いラップが乗る。♪ “Taking it all…”(※10語以内引用)というフレーズは、「すべてを奪い取る」という彼の姿勢を直截に表現している。言葉は飾られず、ひとつひとつが“宣告”として響き、観客に“拒めない現実”を突きつける。
入場時、ソロ・シコアは無表情のままフードを被り、ゆっくりとした歩みでリングへ向かう。派手なポーズも観客との掛け合いもなく、ただ冷たい視線と重低音のビートが空間を支配する。彼の一歩一歩と楽曲の低音がシンクロし、「言葉よりも存在そのものが恐怖を語る」演出となっている。この楽曲は、観客を盛り上げるためのアンセムではない。むしろ、沈黙と威圧で緊張感を高める“支配のテーマ”である。
ソロ・シコアがリングに現れた瞬間、観客は本能的に理解する――「これは戦いではなく、処刑の始まりだ」と。「Taking It All」は、ソロ・シコアのキャラクターを端的に表現した、“奪う者のテーマ”であり、彼がWWEにおいて冷酷な破壊者として存在感を示すうえで欠かせないサウンドアイデンティティとなっている。
🧩 トリビア & 豆知識
- 🩸 “血で繋がれた”アノアイ一族の末弟
ローマン・レインズ、ウーソズと同じサモア王朝の血を引く。実兄ジェイ&ジミーとは違い、最初から“ソロ”として登場し、“家族の影”に留まらない覚悟を示した。 - 🤐 “沈黙”こそ最大の武器
ほとんど喋らず、表情も読ませないスタイルは“無口な狂気”を際立たせる。観客は彼の一挙手一投足に緊張を覚え、“何を考えているかわからない恐怖”を演出する。 - 🔥 “サモアン・スパイク”に込められた継承
彼の必殺技は、かつての大物ヒール“ウマガ”の代名詞でもあった技。実の叔父が残した狂気と威圧を、自らの手で再びWWEに蘇らせた。 - 💀 タトゥーは“誇りと誓い”の刻印
全身に広がるポリネシア・タトゥーは、単なる装飾ではなく一族の歴史と誇りを示す証。リングに立つたび、彼は文字通り“一族を背負う”戦士となる。 - 🏟️ “ブラッドライン分裂”の火薬庫
ローマンとウーソズの抗争で、彼の立場は常に“不安定な駒”。沈黙を守りながらも、一撃で物語を動かす存在として“試合以上のドラマ”を背負っている。 - 🥊 リング外は“温厚で家族想い”
試合では狂犬のように荒々しいが、プライベートでは兄たち同様に家族第一。甥っ子や仲間に慕われる姿は、リング上の狂気とは真逆の温かさを感じさせる。 - 🌑 “影に潜み、最後に刺す”ダークホース
大きな主役ではないが、物語が最も緊迫する場面で現れ、試合をひっくり返す存在感を持つ。“沈黙の狂気”は、やがて王座戦線を揺るがす切り札になる可能性が高い。