🏆 ブレイ・ワイアット

✅ ニックネーム:“The Eater of Worlds(世界を喰らう者)” / “The Fiend(ザ・フィーンド)”
✅ キャッチフレーズ:“Follow the Buzzards(ハゲタカを追え)” / “Let Me In.(一緒に遊ぼ)”
✅ ファイタータイプ:異端児 / 心理戦マスター / パワーファイター
📌 基本情報
項目 | 内容 |
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本名 | ウィンダム・ローレンス・ロタンダ |
生年月日 | 1987年5月23日 (逝去:2023年8月24日) |
出身地 | フロリダ州ブルックスビル |
身長 | 191cm |
体重 | 129kg |
所属 | WWE(2010年~2021年、2022年~2023年) |
デビュー | 2009年 |
シグネチャームーブ | シスター・アビゲイル、マンディブル・クロー |
🏆 キャリアハイライト
年度 | 活躍実績 |
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2010年 | NXTで「ハスキー・ハリス」としてWWEデビュー |
2013年 | ルーク・ハーパー&エリック・ローワンと共に「ワイアット・ファミリー」結成 |
2014年 | レッスルマニア30でジョン・シナと初の大舞台抗争 |
2017年 | AJスタイルズ&ジョン・シナを破りWWE王座を初戴冠 |
2019年 | 「ザ・フィーンド」にキャラチェンジし、“Firefly Fun House”導入 |
2020年 | WWEユニバーサル王座を2度獲得 |
2022年 | 闇をまとった新たなキャラクターで衝撃の復帰 |
2023年 | 突然の逝去。創造性に満ちた伝説を残す |
📖 名勝負セレクション
- vs. ジョン・シナ(レッスルマニア30):大舞台での初抗争。精神戦の始まり
- vs. アンダーテイカー(レッスルマニア31):超常的な存在同士の激突
- vs. ランディ・オートン(レッスルマニア33):心理戦が色濃く反映されたWWE王座戦
- vs. セス・ロリンズ(ヘル・イン・ア・セル2019):賛否両論を呼んだ記憶に残る試合
- vs. ジョン・シナ(レッスルマニア36):シネマティックで surreal な最高傑作
📊 WWE 2K25 レーティング(90 / 100)
項目 | 評価 | 解説 |
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攻撃力 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 巨体から繰り出される常識外れの攻撃と、相手の心理にまで踏み込む狂気が融合。試合全体を圧倒的な支配力を見せる |
防御力 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | WWEでも屈指の打たれ強さを誇る、強烈な攻撃を受けても立ち上がるタフさが武器だが、その耐久性に依存する一面も |
機動力 | ⭐⭐⭐ | 普段は奇怪に動きながら相手を観察し、一瞬の爆発的な加速には侮れないものがあり、不意打ちのように相手を捕らえる |
スタミナ | ⭐⭐⭐ | 巨体ながらパワーと持久力を兼備、ただし長期戦よりも短期決戦で相手を精神的に崩すスタイルが主軸 |
カリスマ | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 心理戦とストーリーテリングにおける天才、観客の心を鷲掴みにする存在感と不気味な魅力は、WWEでも唯一無二 |
➡ 総合評価:90 / 100(Aランク)
🔍 分析
伝統的なレスラー像とは一線を画した唯一無二の存在。心理的要素やホラー的演出を融合し、WWE史上屈指の創造的レスラーの1人でWWEに新たな表現を持ち込んだ。
“ワイアット・ファミリー”のカルトリーダーから、“ザ・フィーンド”という恐怖の存在への変貌は、彼の演技力と創造性の高さを証明している。
度重なるアップダウンがあったキャリアであっても、その影響力は計り知れず、2023年に突然逝去したことはWWE界に大きな喪失をもたらした。しかし彼の残したものは、これからの世代へと受け継がれていくだろう。
🔥 主なライバル
- ジョン・シナ – キャリアを代表する永遠のライバル
- アンダーテイカー – 超常対決の伝説を生んだ相手
- ランディ・オートン – マインドゲームと裏切りに満ちた長期抗争
- ダニエル・ブライアン – 勧誘劇から始まる記憶に残るストーリー
- セス・ロリンズ – 賛否を呼んだヘル・イン・ア・セルの対戦相手
♫ 入場曲:「Shatter」
WWEが公式にCode Orangeと契約して発表された曲で、入場曲としては珍しいロック系バンドとのタイアップ作品。「Shatter」は、ただのBGMではなく、「世界を砕く力—Bray Wyattが帰ってきた」という彼の再来を体現したテーマソング。ラウドな音楽と心理的演出が入り混じる唯一無二の入場曲。前作とは異なるメランコリックで謎めいたサウンドで内面の葛藤と悲哀を音楽で表現し、彼の新たな一面を象徴。
「Live in Fear」(ワイアット・ファミリー時代)
- 不気味なギターとスローな旋律が、異様な存在感を引き立てた
- 「He’s got the whole world in his hands(彼の手の中に、世界のすべてがある)」の合唱とセットで象徴的な演出に
- 完全な暗闇とランタンの演出がファンにトラウマ級の印象を残す
🧩 トリビア & 豆知識
- 🕯️ ランタン入場の原点
ブレイの「ランタンを掲げて暗闇から現れる」演出は、ホラー映画『ザ・テキサス・チェーンソー』の不気味な登場シーンからインスパイアされたもの。観客のスマホライトで照らす“Fireflies”は、WWEで最も幻想的な入場演出のひとつとなった。 - 👹 “The Fiend”は複数の恐怖を合体
“The Fiend”のビジュアルは、ホラー映画『イット』のペニーワイズや、ジョーカー、マスクなど複数のホラーキャラをブレンドして自らデザイン。彼のマスクはトム・サヴィーニ(特殊メイクのレジェンド)が製作したもの。 - 🐺 家系は“プロレス王朝”
ブレイ・ワイアットは、WWE殿堂入りのマイク・ロタンド(IRS)の息子であり、ボー・ダラス(実弟)と共にレスリング一家に育った。祖父は“ブラックジャック・マリガン”、叔父はバリー・ウィンダムというレジェンド揃い。 - 🎭 Firefly Fun Houseは全部“彼の中の人格”
不気味で子ども向け風の番組「Firefly Fun House」に登場するキャラたちは、実はすべてブレイ自身の“内なる人格”を具現化した存在。これは心理学の「解離性同一性障害」へのメタファーだとも言われる。 - 🎨 クリエイティブは自作!
彼のキャラやストーリー、プロモは多くが自分自身のアイデアであり、WWE内でも特異な存在だった。ビジュアル、台詞、間の取り方、入場演出まで徹底的にこだわり抜いていた天才型。 - 🪦 2023年の死後に称賛の嵐
突然の訃報を受け、WWEは特別追悼番組を放送。Triple Hやジョン・シナ、アレクサ・ブリスなど多くのスターが涙で語るなど、世代や立場を越えて愛された存在であることが証明された。