⭐️ AJスタイルズ

✅ ニックネーム:“ザ・フェノメナル・ワン”
✅ キャッチフレーズ:“I am phenomenal.(俺は“フェノメナル”だ)”
✅ スタイル:ハイフライング・テクニシャン / オールラウンダー / 打撃スペシャリスト
📌 基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
本名 | アレン・ニール・ジョーンズ |
生年月日 | 1977年6月2日 |
出身地 | アメリカ・ジョージア州ゲインズビル |
身長 | 180cm |
体重 | 99kg |
デビュー年 | 1998年 NCW |
WWEデビュー | 2016年(ロイヤルランブル) |
シグネチャームーブ | スタイルズクラッシュ、フェノメナル・フォアアーム、カーフクラッシャー |
🏆 キャリアハイライト
年 | 主な出来事 |
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1998年 | 地元インディ団体NCWでプロレスデビュー |
2002年 | TNA(Total Nonstop Action Wrestling)旗揚げに参加。Xディビジョンの看板選手に |
2003年 | TNA世界王座(NWA世界ヘビー級王座)を初戴冠 |
2005年 | サモア・ジョー戦がXディビジョン伝説試合として語り継がれる |
2009年 | TNA世界ヘビー級王座に返り咲き、団体の象徴的存在へ |
2010年 | リック・フレアーと共闘。AJスタイルズ流「ネイチャーボーイ」ギミックを展開 |
2013年 | TNAを退団。インディ団体やROHなどを転戦し再評価される |
2014年 | 新日本プロレス(NJPW)参戦。バレットクラブの新リーダーとなる オカダ・カズチカを破りIWGPヘビー級王座を初戴冠(2回獲得) |
2015年 | 新日本で数々の名勝負を展開(オカダ、棚橋、内藤らと対戦) |
2016年 | WWEと契約。ロイヤルランブルでデビュー サマースラムでジョン・シナに勝利しメインイベンターの地位を確立 WWE世界王座を初戴冠(以降2回獲得) |
2017年〜18年 | WWE王者として長期政権。ブライアンや中邑との抗争で存在感を強める |
2019年 | US王座戦線を中心に活躍。フェイスとヒールを巧みに切り替える |
2020年 | インターコンチネンタル王座を獲得。スマックダウンで安定した戦績 |
2021年 | オモスとのタッグでRAWタッグ王座を獲得し、WWEグランドスラム達成 |
2022年 | フィン・ベイラーとの抗争。サバイバーシリーズで名勝負を披露 |
2023年 | ナイト・オブ・チャンピオンズでセス・ロリンズと世界王座決勝を争う |
2024年 | 復帰戦で怪我をする。SNSで引退を匂わす発言と噂で復帰の期待が高まる |
2025年 | ロイヤルランブルでのサプライズ復帰、“最後のフェノメナル”に注目集まる |
🔥 主なライバル
- ジョン・シナ – WWEでの地位を確立した名抗争
- オカダ・カズチカ – IWGP王座を巡る名勝負
- サモア・ジョー – TNAとWWEで続いた長年のライバル
- フィン・ベイラー – “クラブ”の歴史と現在の対立
- セス・ロリンズ – 技術を極めた夢のカード
📖 名勝負セレクション
- vs サモア・ジョー(TNA・ターニングポイント 2005) – Xディビジョンの伝説
- vs オカダ・カズチカ(レスリング キングダム 9) – IWGP王座戦
- vs ジョン・シナ(サマースラム 2016) – 試合を盗んだ名勝負
- vs フィン・ベイラー(サバイバーシリーズ 2022) – ドリームマッチ
- vs セス・ロリンズ(ナイト・オブ・チャンピオンズ 2023) – 世界王座決勝
📊 WWE 2K25 レーティング(85 / 100)
カテゴリー | 評価 | 説明 |
---|---|---|
攻撃力 | ⭐⭐⭐⭐ | バリエーション豊かな技構成とフィニッシャーを持ち、どんな相手にも対応できる柔軟な攻撃スタイル。試合を一気に決める爆発力も兼ね備える |
防御力 | ⭐⭐⭐⭐ | 経験に裏打ちされたカウンター技術と、コントロールのうまさが光る。大技への対応力も高く、ピンチでも冷静に状況を打開できる |
機動力 | ⭐⭐⭐⭐ | 40代とは思えないキレのある動きと空中技。全盛期と比べればやや落ちたとはいえ、依然として世界トップクラスの機動力を誇る |
スタミナ | ⭐⭐⭐ | 試合を通して粘り強く戦える持久力は健在。ただし、負傷歴の影響や年齢的な回復力の低下が見られ、長期抗争ではやや不安 |
カリスマ性 | ⭐⭐⭐⭐ | 世界中のファンから支持され続け、華のあるスーパースター。試合運びと存在感で観客を魅了し、プロレス職人としてのカリスマ性を持つ |
➡ 総合評価:85 / 100(Bランク)
🔍 解説
現代プロレス界において最も完成度の高いスーパースターの一人として広く認識されている。TNA、NJPW、そしてWWEという世界三大メジャー団体でいずれも世界王座を獲得し、それぞれのリングでトップに立ってきた類稀なる実力者。
年齢と度重なる負傷により、かつてのような爆発的なスピードや跳躍力にはやや陰りが見えるものの、その分、洗練された技術、試合全体を演出する構成力、そして若手を導くリーダーシップが際立ってきている。ベテランながらも今なおメインイベントの舞台に立ち続けるその姿は、まさに“フェノメナル”の名にふさわしい。
空中殺法・サブミッション・ストライクといった異なる要素を自在に操るハイブリッドスタイルは唯一無二であり、彼の試合は常に観客を引き込む。プロレスという競技を進化させ、世界中のリングに計り知れない影響を与えてきた彼の存在は、今後も長くプロレス史に語り継がれていくことは間違いない。
♫ 入場曲:「Phenomenal 」
南部ヒップホップ調のトラックにギターリフが重なる力強い楽曲で、彼の出身地・ジョージアと自信に満ちたキャラクターを象徴している。冒頭の「They don’t want none(奴らは関わりたくないんだ / ビビってるだけさ)」はアメリカ南部のスラング表現であり観客のチャントとして定着しており、試合中にも合唱される名フレーズ。
歌詞には「Ain’t nobody breaking this redneck(このレッドネックは誰にも止められない)」という一節もあり、彼のバックグラウンドと闘志を表現。ベビーフェイスにもヒールにも使える汎用性の高さも魅力。
2016年ロイヤルランブルでの初登場時、この曲と共に現れた瞬間の“観客のどよめき”は今も語り草で、入場シーンと試合内容が音楽と完璧にシンクロするスタイルズならではの演出となっている。
「Phenomenal」は、彼の個性とWWEのスケール感を見事に融合させた、現代WWE屈指の入場曲。
🧩 トリビア & 豆知識
- 🎤WWEデビューは「サプライズ登場」
2016年のロイヤルランブルでWWEに初登場。観客がローマン・レインズを見ている間に、入場曲「Phenomenal」が鳴り、カメラが切り替わった瞬間の“どよめき”は今なお語り草。 - ❌WWEデビュー前にWWEから“スカウトを断った”ことがある
2002年、WWE(当時WWF)からオファーを受けたが、妻の学業を優先して断った。家族思いの一面が表れているエピソード。 - 🏆TNAでは“ほぼ旗揚げメンバー”としてレジェンド的存在
TNA創設初期から活躍し、Xディビジョンを象徴する存在に。TNAの“生え抜き”であり、TNA初期の顔とも言われる。 - ☠️NJPWではバレットクラブのリーダーを務めた
外国人ヒールユニット「バレットクラブ」の第2代リーダー。前任のプリンス・デヴィット(現:フィン・ベイラー)から引き継ぎ、オカダ・カズチカや棚橋弘至と激闘を繰り広げた。 - ✝️クリスチャンとして信仰心が強い
タトゥーには家族の名前と共に“Galatians 2:20(ガラテヤ人への手紙2章20節)”という聖書の言葉が刻まれている。 - 🧾本名はアレン・ニール・ジョーンズ
「AJ」は本名のイニシャル(Allen Jones)に由来。デビュー当初のリングネームは「Mr. Olympia」。 - 🎮格闘ゲームオタク
『ストリートファイター』シリーズの大ファンで、リュウの技「昇龍拳(Shoryuken)」のモーションを真似て遊んでいたことも。 - 🍣日本食が大好き
新日本プロレス時代に寿司、ラーメンなどを好んで食べていたと語っており、日本滞在は“キャリアの転機”として大切にしている。 - 🥇WWEで“最も速く王座を獲得した”一人
デビューから8か月でWWE王座を獲得したスピード記録は、メインイベンターとしての信頼の証。 - 🛬フェノメナル・フォアアームは実は“安全重視”の技
スピードと見栄えに反して衝撃が少なく、相手の負担を最小限に抑える“職人技”の代表格。