🎆 7月ハイライト – バトルグラウンド(タンパ/タンパ・ベイ・タイムズ・フォーラム)
代表試合
- ジョン・シナ(c) vs ランディ・オートン vs ローマン・レインズ vs ケイン(WWE世界ヘビー級王座戦:フェイタル4WAY)
- ジ・ウーソズ(c) vs ワイアット・ファミリー(エリック・ローワン & ルーク・ハーパー)(WWEタッグ王座戦:2本先取マッチ)
- AJリー(c) vs ペイジ(ディーバ王座戦)
- クリス・ジェリコ vs ブレイ・ワイアット(シングルマッチ)
- アルベルト・デル・リオ、セザーロ、シェイマス、ドルフ・ジグラー、ザ・ミズ(空位のIC王座争奪バトルロイヤル)
- ルセフ(with ラナ) vs ジャック・スワガー(with ゼブ・コルター)(シングルマッチ)
- セス・ロリンズ vs ディーン・アンブローズ(シングルマッチ)
- アダム・ローズ(with レイラ & サマー・レイ) vs ファンダンゴ(シングルマッチ)
- キャメロン vs ナオミ(シングルマッチ)
抗争ストーリー・主な試合によるセグメント
- メインの4WAYはケインの“権力側アシスト”が焦点に。混戦の末にシナがオートンらを退けて防衛し、サマースラムへ大一番の布石を打った。
- タッグ2本先取はウーソズとワイアットの名勝負数え歌。フォールの取り合いが続く激戦をウーソズが制し、王者としての結束を証明。
- AJとペイジは“フレネミー”劇場の第一幕。試合後のテンションも含め、後に続く王座抗争の序章を印象づけた。
- ジェリコはワイアットを丸め込みで撃破。カルト的カリスマを相手に老獪な勝ち筋を示し、抗争を長期化させる結果に。
- IC王座バトルロイヤルはミズが“場外温存”の策略で棚ぼた戴冠。最後にジグラーを背後から排除するヒールムーブで話題をさらった。
- ルセフ vs スワガーは国旗因縁の延長戦。カウントアウト決着ながらルセフが主導権を握り、反米ヒール像を強化。
- ロリンズ vs アンブローズは前哨乱闘で試合不成立(フォーフィット)。“元シールド”因縁は一層ヒートアップし、次PPVへの熱を高めた。
- オープニングのローズは短期決着で存在感をアピール。ダンサーズを巡る三角関係コメディを織り交ぜつつ勝利を掴む。
- 元タッグの確執が噴出したキャメロン vs ナオミはキャメロンが勝利。ディーバ戦線の内紛が次の物語へ繋がっていく。
🔥 8月ハイライト – サマースラム(ロサンゼルス/ステープルズ・センター)
代表試合
- ジョン・シナ(c) vs ブロック・レスナー(WWE世界ヘビー級王座戦)
- ローマン・レインズ vs ランディ・オートン(シングルマッチ)
- セス・ロリンズ vs ディーン・アンブローズ(ランバージャック・マッチ)
- ブレイ・ワイアット vs クリス・ジェリコ(シングルマッチ)
- ステファニー・マクマホン vs ブリー・ベラ(シングルマッチ)
- ルセフ(with ラナ) vs ジャック・スワガー(with ゼブ・コルター)(フラッグ・マッチ)
- ペイジ vs AJリー(c)(ディーバ王座戦)
- ドルフ・ジグラー vs ザ・ミズ(c)(IC王座戦)
- ロブ・ヴァン・ダム vs セザーロ(シングルマッチ/キックオフ)
抗争ストーリー・主な試合によるセグメント
- メインの王座戦はレスナーがスープレックスとF-5で圧倒的勝利。シナに一方的な展開を強いて戴冠、“スープレックス・シティ”の原点となる衝撃夜に。
- レインズはオートン相手に堂々の白星。パワーと爆発力で主役街道を進む転機を作った。
- 元シールドの因縁はランバージャック形式で激化。混沌の場外戦を経てロリンズが勝利し、MITB保持者として優位を誇示。
- ワイアットはセコンド禁止の環境でジェリコを撃破。超常的なムードと冷徹なフィニッシュで“預言者”の威厳を回復。
- ステファニーはヘルプ(ニッキー・ベラの裏切り)もありブリーに勝利。オーソリティとベラ姉妹の確執が一気に燃え上がった。
- フラッグ戦はルセフがスワガーにテクニカル・サブミッション勝ち。国家色の強い抗争で“ロシアの怪物”像をより強固に。
- ディーバズ王座はペイジがAJを下し戴冠。“フレネミー”関係の揺らぎが女子戦線を牽引する軸に。
- IC王座戦はジグラーがミズから奪取。技巧とスピードで価値を高め、ミッドカードの主役に返り咲いた。
- キックオフではRVDがセザーロに勝利。大舞台のオープナーとして観客の熱を一気に引き上げた。
🏅 9月ハイライト – ナイト・オブ・チャンピオンズ(ナッシュビル/ブリヂストン・アリーナ)
代表試合
- ブロック・レスナー(c)(with ポール・ヘイマン) vs ジョン・シナ(WWE世界ヘビー級王座戦)
- AJリー vs ペイジ(c) vs ニッキー・ベラ(ディーバ王座戦:トリプルスレット)
- ザ・ミズ(with ダミアン・ミズドウ) vs ドルフ・ジグラー(c)(with R-トゥルース)(IC王座戦)
- シェイマス(c) vs セザーロ(US王座戦)
- ゴールダスト & スターダスト vs ウーソズ(c)(WWEタッグ王座戦)
- ランディ・オートン vs クリス・ジェリコ(シングルマッチ)
- ルセフ(with ラナ) vs マーク・ヘンリー(シングルマッチ)
- セス・ロリンズ vs ローマン・レインズ(シングルマッチ)
抗争ストーリー・主な試合によるセグメント
- メインの王座戦はシナが猛攻を畳みかけるも、ロリンズの乱入でDQ裁定。レスナーは王座を死守し、ロリンズはMITBキャッシュ・インを狙うも不発に終わった。
- ディーバズ王座はAJリーがブラック・ウィドウで勝利し奪還。“フレネミー”関係のAJとペイジの抗争が新局面へ。
- IC王座戦はミズが“ミズドウ”の存在感に乗ってジグラーを丸め込みで下し王座奪還。ベルトを巡る丁々発止は継続へ。
- US王座戦はシェイマスとセザーロの剛腕勝負。シェイマスが粘り勝ちで防衛し、王者のタフネスを誇示した。
- WWEタッグ王座はゴールダスト&スターダストがウーソズを撃破して戴冠。“宇宙兄弟”のダークな支配がタッグ戦線を席巻。
- オートンはジェリコとの技巧戦を制して白星。アーケイオーが要所で炸裂し、ベテラン同士の名勝負を締めた。
- ルセフはヘンリーにサブミッション勝ち。国歌演奏を絡めた演出で“圧政者”像をさらに強固に。
- ローマン・レインズ欠場によりロリンズ戦はフォーフィット扱い。ロリンズは“最高の機会主義者”としてヒール色を濃くした。
🩸 10月ハイライト – ヘル・イン・ア・セル(ダラス/アメリカン・エアラインズ・センター)
代表試合
- セス・ロリンズ(with J&Jセキュリティ) vs ディーン・アンブローズ(ヘル・イン・ア・セル)
- ジョン・シナ vs ランディ・オートン(WWE世界ヘビー級王座挑戦者決定戦:ヘル・イン・ア・セル)
- ドルフ・ジグラー(c) vs セザーロ(IC王座戦:2本先取マッチ)
- ゴールダスト & スターダスト(c) vs ジ・ウーソズ(WWEタッグ王座戦)
- AJリー(c) vs ペイジ(with アリシア・フォックス)(ディーバ王座戦)
- シェイマス(c) vs ザ・ミズ(with ダミアン・ミズドウ)(US王座戦)
- ルセフ(with ラナ) vs ビッグ・ショー(シングルマッチ)
- ニッキー・ベラ vs ブリー・ベラ(敗者は1か月間パーソナルアシスタントに)
- マーク・ヘンリー vs ボー・ダラス(シングルマッチ)
抗争ストーリー・主な試合によるセグメント
- 元“ザ・シールド”の怨念対決はセル内で決着。混乱の末にロリンズが勝利し、Mr.マネー・イン・ザ・バンクとしての勢いをさらに加速させた。
- シナとオートンの宿命対決はハードヒットな攻防に。シナが制して次期王座挑戦権を獲得、メイン戦線の構図を大きく動かした。
- IC王座戦はジグラーが2本先取の完封勝ち。超高速の切り返しでセザーロを凌駕し、王者の看板を強固に。
- WWEタッグ王座戦は宇宙兄弟(ゴールダスト&スターダスト)がウーソズを退け防衛。ダークな連携でタッグ戦線の主導権をキープした。
- ディーバ王座戦はAJがサブミッションで勝利。三者の“フレネミー”抗争は続行しつつも、AJが一歩抜け出す形に。
- US王座戦はシェイマスがミズを粉砕。セコンドのミズドウが観客の視線をさらう中でも、王者は盤石の防衛。
- ルセフはビッグ・ショーからタップを奪取。ヘビー級相手の完勝で無敗街道をさらに伸ばした。
- ベラ姉妹の因縁は“敗者は召使い”ルールでニッキー勝利。以降のストーリーに主従関係のコメディと不穏さが加わった。
- オープニングのヘンリーvsボーは電光石火で決着。イベント全体の勢いを一気に引き上げた。
🛡️ 11月ハイライト – サバイバー・シリーズ(セントルイス/スコットトレード・センター)
代表試合
- チーム・シナ(ジョン・シナ、ドルフ・ジグラー、エリック・ローワン、ビッグ・ショー、ライバック) vs チーム・オーソリティ(セス・ロリンズ、ケイン、ルーク・ハーパー、マーク・ヘンリー、ルセフ)(5対5サバイバー・シリーズ・エリミネーション戦:権力剥奪)
- ニッキー・ベラ(with ブリー・ベラ) vs AJリー(c)(ディーバ王座戦)
- ダミアン・ミズドウ & ザ・ミズ vs ゴールダスト & スターダスト(c) vs ロス・マタドール(with エル・トリート) vs ジ・ウーソズ(WWEタッグ王座戦:フェイタル4WAY)
- ブレイ・ワイアット vs ディーン・アンブローズ(シングルマッチ)
- チーム・ナタリヤ(ナタリヤ、アリシア・フォックス、エマ、ナオミ) vs チーム・ペイジ(ペイジ、キャメロン、レイラ、サマー・レイ)(女子4対4エリミネーション戦)
- アダム・ローズ & ザ・バニー vs スレーター=ゲイター(ヒース・スレーター & タイタス・オニール)(タッグマッチ)
- ファンダンゴ(with ローザ・メンデス) vs ジャスティン・ガブリエル(シングル:キックオフ)
- ジャック・スワガー(with ゼブ・コルター) vs セザーロ(シングル:キックオフ)
抗争ストーリー・主な試合によるセグメント
- メインの5対5は“会社の命運”を懸けた総力戦。終盤、ジグラーが驚異の粘りで逆転勝利に導き、さらに謎の介入者スターダスト…ではなく“スティング”が電撃登場しトリプルHを失神KO。オーソリティは権力剥奪の裁定となり、時代の転換点となった。
- ディーバズ王座戦はゴング直後の奇襲でニッキーが33秒の電撃勝利。ブリーの“アシスタント契約”絡みの策略が炸裂し、王座が電光石火で移動した。
- タッグ王座のフェイタル4WAYは“ミズ&ミズドウ”が戴冠。ミズドウの完璧なモノマネ芸と観客の熱狂が試合の空気を支配し、コメディと実力が融合した形で王座を奪取。
- ワイアット vs アンブローズは凶器介入でアンブローズの反則負け。試合後のラダーとテーブル乱舞で“TLC”路線へとエスカレートし、因縁はさらに深まった。
- 女子4対4はチーム・ナタリヤが完勝。テクニシャン勢が主導権を掴み、当時の女子ディビジョンの層の厚さを示した。
- スレーター=ゲイター戦は“ザ・バニー”が大活躍で白星に貢献。ローズバッズを巡る内輪揉めストーリーに拍車が掛かった。
- キックオフでは、ファンダンゴが新ダンスパートナーのローザを伴い再起ムードで勝利。スワガーもアンカーのパトリオット・ロックでセザーロから一本、当日の勢いを作った。
🎄 12月ハイライト – TLC: Tables, Ladders, Chairs… and Stairs(クリーブランド/クイッケン・ローンズ・アリーナ)
代表試合
- ブレイ・ワイアット vs ディーン・アンブローズ(TLC戦)
- ジョン・シナ vs セス・ロリンズ(with J&Jセキュリティ)(シナのWWE世界王座挑戦権:テーブル戦)
- ドルフ・ジグラー vs ルーク・ハーパー(c)(IC王座戦:ラダー戦)
- ザ・ミズ & ダミアン・ミズドウ(c) vs ジ・ウーソズ(WWEタッグ王座戦)
- ビッグ・ショー vs エリック・ローワン(スチール・ステアーズ戦)
- ライバック vs ケイン(チェアーズ戦)
- ルセフ(c)(with ラナ) vs ジャック・スワガー(US王座戦)
- ニッキー・ベラ(c)(with ブリー) vs AJリー(ディーバ王座戦)
- ニュー・デイ(ビッグE & コフィ)(with エグゼビア・ウッズ) vs ゴールダスト & スターダスト(タッグマッチ)
抗争ストーリー・主な試合によるセグメント
- TLCメインは凶器とラダーが乱舞する大乱戦。終盤、アンブローズの“機材誤爆”からワイアットがシスター・アビゲイルで勝利。混沌の抗争は“怪異”が制した。
- シナはテーブル戦でロリンズを撃破し挑戦権を死守。乱入・介入が渦巻く中でも勝負強さを発揮し、王座戦線の主役に踏みとどまった。
- IC王座ラダー戦はジグラーが地元の大声援を受けて奪還。ハーパーとの肉弾空中戦を制し、白熱の名勝負でベルトを掲げた。
- タッグ王座戦はウーソズが反則勝ちも王座移動ならず。ミズ&ミズドウは“あくまで王座はミズのもの”という捻れた関係性で物議を醸す。
- “…and Stairs”を冠した特別ルールではビッグ・ショーが巨大階段を駆使してローワンを粉砕。異色ギミックが話題に。
- チェアーズ戦はライバックがケインを豪快に沈め、パワーファイトで存在感を再主張。
- US王座戦はルセフがスワガーを再び屈服させ貫禄防衛。無敗街道の圧をさらに強めた。
- ディーバ王座戦はニッキーが巧妙な試合運びでAJを下し防衛。ベラ姉妹の連携が効いた一戦に。
- オープニングのタッグではニュー・デイが快勝。躍動感あふれる連携で会場の空気を一気に温めた。
🧾 2014年 後半のまとめ:
- バトルグラウンドでジョン・シナが4WAYを制して王座防衛、サマースラムへの布石を打つ
- ウーソズが2本先取の激戦でワイアット組を下しタッグ王座堅持
- AJリーとペイジの“フレネミー”抗争が始動、ミズがIC王座を奇襲戴冠、ルセフはスワガー戦で勢力拡大、ロリンズ対アンブローズは不成立で遺恨加速
- サマースラムでブロック・レスナーがシナを圧倒して戴冠、“スープレックス・シティ”の原点に
- 同大会でローマン・レインズがランディ・オートンに勝利、ロリンズはランバージャック戦でアンブローズに勝利
- サマースラムでペイジがAJからディーバ王座奪取、ジグラーがミズからIC王座奪取、ニッキーの裏切りでステファニーがブリーに勝利
- ナイト・オブ・チャンピオンズはロリンズ乱入でシナのDQ勝ち、レスナー王座死守;AJが女子王座奪還、スターダスト&ゴールダストがタッグ戴冠
- ヘル・イン・ア・セルでロリンズがアンブローズに勝利、シナがオートンを下し次期挑戦権獲得、ジグラーはIC戦2本先取で完封
- サバイバー・シリーズでチーム・シナが逆転勝利しオーソリティ権力剥奪、スティング電撃初登場で時代の転換点に
- TLCでブレイ・ワイアットがアンブローズを下し抗争制覇、シナは挑戦権を死守、ジグラーがICラダー戦を制す(ニッキーとルセフは各王座防衛)